「クリムゾンの迷宮」貴志 祐介著 角川ホラー文庫(1999)
「天使の囀り」同(2000)
ベア・グリルス氏をご存知だろうか。ディスカバリーチャンネルでは有名なサバイバル隊長なのだが、最近
とんと活躍を見ない。軍特殊部隊出身だそうだ。「砂漠では蛇は貴重なタンパク源だ」などと名言(?)を
吐きつつ、皮を剥いて生のまま食う。カエルもイモムシも食う。そんなグロ映像をウリにした番組があった。
実は私もオーストラリアでイモムシを賞味したことがある。けども生食だけは遠慮したい。寄生虫が嫌だから。
昭和のころ「家庭の医学」という広辞苑のような本が(おそらく各家庭に)あって、怖いもの見たさに
ついつい開いたものだった。癌とか高血圧とか痴呆とかの症状を読むと、そのことごとくがなぜだか自分に
あてはまり、怖気付いて本を閉じる。でもまた開いてしまう。。。ところで、その中に寄生虫症の項があり、
壁土を食べるという異食行動が述べられていた。自分はまだ少年であったけども、その食欲が発現する機序に
ついて、寄生虫が脳を乗っ取るのかという、あながち妄想ともいえない空想をしてはまた怖がった。
業平小学校の図書室は「タイタンの妖怪」というSFを置いていた。タイタンから来た大ナメクジが人の肩に
取り憑きしまいに乗っ取るという話だった。その頃からナメクジは嫌いだ。グリルスですらコイツは加熱して
食う("Born Survivor-Cooked Slug," YTにある)。殻がないからね、エスカルゴより食べやすいかも。
以上は前菜でございます。
それでは表記の二皿をどうぞお召し上がりください。
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