「東大美女図鑑 vol.5」 stems ut 編集(2016年5月)


 ハズレもかなりいるんじゃないかと、タカをくくって読んでみたところ、なかなかどうして水準が高い。
巷でロケというのは低予算のためであろう。したがって水着はありません。背景のぼかし具合などはかなり
玄人な手によるとみられる。素人写真では、実はモデルの表情を引き出すのが難しいわけだが、いい表情を
引き出すコツを知っていますか。「『駅で彼と待ち合わせ。待った挙句にやっと来たっ』っていうときに
彼に見せる表情をしてごらん」とアドバイスしてみよう。
 「東大美女図鑑」の学生らがあなたの隣に座ってくれる権付きのフライト旅行。HISが5月11日に販売して
即炎上、同日中に発売中止となったらしい。東大美女ははたしてアイドルなのか。アイドルなら女性を商品化して
も良いのか。いろいろと疑問の残る事件ではあった。一流企業なら、一部の第三者が不快に思うような商品は
販売を控えるのが一定の良識だ。しかし、押し切って販売してみて即完売という選択肢もあったように思う。
 過剰反応はよくない。可愛いものを可愛い、美しいものを美しいと発言するのは、これも憲法で保障された信条や
言論の自由でもある。蔑視?差別?私にはそれは無縁である。ところで、ミスコンテストやミスキャンパスは、
別にやっても構わないと思う。反感を感じればそう自由に発言すれば良いし、反感に反感を感じたらそれも自由に
発言すればよい。反感の反感に反感を感じたら…(以下略)。それが民主主義であり、逆に全員が一方の意見に
集まったり、あるいは一方が他方を刈ることの方が全体主義の匂いがして危険だ。
 電通大ミスコンも大いに結構。目指すものがちょっと違うようだけど。




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